乃木坂46佐藤楓が箱根駅伝初観戦の感動を熱弁。今季の推しチームは? (2ページ目)

  • 酒井政人●取材・文 text by Sakai Masato
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

いとこの神林勇太さんとはよく連絡を取り合う仲といういとこの神林勇太さんとはよく連絡を取り合う仲というこの記事に関連する写真を見るーー駅伝観戦にのめり込んだきっかけは何だったんですか?

佐藤
 箱根駅伝ですね。もともと家族や親戚は毎年、テレビ観戦していたんです。私だけがお昼過ぎに起きてきて、「まだ見てるの?」「チャンネル替えて!」という気持ちだったんです(笑)。でも、「山の神」と呼ばれることになる青学大・神野大地選手(現・セルソース)の走りをたまたま目撃して、「なんだこの人は??」と本当に驚きました。その後、神林選手が青学大に決まったこともあって、一気に学生駅伝への興味が湧きました。

ーー第91回大会(2015年)の神野選手の走りは本当にすごかったですね。46秒差あった駒沢大をかわしてトップに立つと、2位の明治大に4分59秒の大差をつけましたから。それでは、学生三大駅伝で思い出の名勝負を振り返っていただきましょう。

佐藤
 出雲駅伝はおととし(2019年)のアンカー対決がしびれました。国学院大・土方英和選手(現・ホンダ)が駒大・中村大聖選手(現・ヤクルト)を逆転して、初優勝に輝いた大会です。5区での逆転はそれ以前にも見たことがありましたが、最終6区で残り700mの逆転劇だったのですごく印象に残っています。

ーーふたりは埼玉栄高時代のチームメイトで、土方選手は全国高校駅伝の補欠でしたからドラマがありますね。全日本大学駅伝はいかがですか?

佐藤
 神野選手が「山の神」になった後の2015年大会ですね。神野選手は最終8区で出場しましたが、27秒前にスタートした東洋大に追いつくことができず、両手を合わせて「ゴメンね」というポーズでゴールしたんです。私も悔しくって。全日本は東洋大・相澤晃選手(現・旭化成)が2019年大会の3区で見せたゴボウ抜きもすごかったです。11位から一気にトップを奪いました。途中、酒井俊幸監督の「休むな、休むな」という掛け声をよく覚えていて、休んではいないでしょう、と思っちゃいました(笑)。箱根駅伝はやっぱりいとこの神林選手が9区を走った時です。

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