田中美保が語る「アスリートの妻」と「一児の母」。稲本選手は「父親として100点」 (3ページ目)
――新たな気づきもありながら、札幌での生活は満喫できたんですね。
今でも札幌がもっと近ければいいのになって思います。北海道で私、結構太ってしまって(笑)。食べ物がおいしすぎて「明日はこれ食べたい」とか、スーパーのお魚ですらおいしいので、毎日明確に食べたいものがありました。お米を炊くのも水が違うとこんなに違うのかと感動しましたね。
仕事と子育ての両立についても語った田中美保さんこの記事に関連する写真を見る――では、2019年にSC相模原に移籍すると聞いた時はどんな気持ちでしたか?
ちょうど妊娠していた時だったので、私の実家がある東京に戻るっていうのは安心感がありました。地元の友達がいると出産や子育てについての情報がたくさん入ってくるので、タイミングはすごくよかったなって思います。
――出産を経て、最近のお仕事と家事育児のバランスについて教えてください。
コロナ禍ですし、アンケートとかオンラインで打ち合わせとか、在宅でできることが多いかなと。ほとんどは家事と育児がメインになっていますが、いいバランスだと思います。あとはお昼の時間帯に外で仕事をして、夜ごはんを作れる時間くらいまでには家に帰るようにしています。
――子育ての楽しさはどんな時に感じますか?
成長を感じる時に「子育てって楽しいな」って思うんですけれど、基本的にはつらいです(笑)。だけど、そう思う反面、少し話せるようになったとか、歩けたとか、ひとつひとつがすごく楽しいです。ひとりでできることが増えていくのがうれしいんですよね。
――ちなみに稲本選手はどれくらい育児に参加していますか?
サッカー選手って試合以外は、わりと帰ってくるのが早いので、夜の時間帯は結構やってくれています。それこそ、生まれたころの沐浴とかは、私だと手が小さくて赤ちゃんを支えるのが大変で、旦那さんが全部やってくれていました。寝かしつけもしてくれますし、育児はしっかり参加してくれていますね。協力的です。
――父親としての点数をつけるなら?
100点満点です!
――お子さんにサッカーをやってほしいなど希望はありますか?
特にないですね。サッカー選手って荷が重すぎませんか?(笑)。お父さん(稲本選手)を超えるのも大変だろうし......。でも、本人がやりたいなら全力でサポートします。今は動物が大好きで、絵本を見て動物の名前を憶えているので、獣医師なんかもいいな、なんて(笑)。
夫も「野球がいいんじゃないか」、「バスケは背が高くなるしいいね」なんて言っています。今は、大丈夫かなって心配になるくらい動き回っているので、運動神経の良い悪いはわからないですけど、たぶん動くことは好きそうです。夫婦ともに背が高いので子どもも伸びそうですし、いろんな可能性を感じています。
スタイリスト/永田彩子 ヘアメイク/渡辺真由美(GON.)
Profile
田中美保(たなか・みほ)
1983年1月12日生まれ。東京都出身。身長167cm。
「プチセブン」でモデルデビュー。その後は「Seventeen」「non-no」「MORE」「LEE」など数多くの雑誌で、世代を代表するファッションモデルとして活躍。昨年12月にはスタイルブック、「MIHO TANAKA CASUAL-LIKE STYLE_田中美保 大人カジュアルのMYルール」(主婦の友社)を出版した。プライベートでは、2012年にサッカー選手の稲本潤一選手と結婚し、2019年には第一子を出産している。
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