飛込・馬淵優佳が第3の人生に踏み出す決意「競技人生で得た経験を持って強く生きていきたい」 (3ページ目)

  • text by Sportiva

【自信を持って進みたい】

――これからハードな人生が待っているのかなと思います。どんな気持ちで挑んでいきたいと思っていますか。

 飛込の競技人生を通して、精神力、忍耐力、一歩を踏み出す勇気、恐怖に負けない気持ちなど、本当にたくさんのことを学びました。これから長い人生、いろんなことが起こると思いますが、自信を持って進んでいきたいです。今までの競技人生で得た経験を持って、強く生きていきたいなと思います。

――3歳から始めた一度目の競技人生、26歳からの二度目の競技人生、そしてこれからのコーチ業は、競技においては三度目の人生ということになるのでしょうか。

 そうですね。一度目の競技人生は未熟でしたが、二度目の競技人生を通して、昔の自分よりは強くなったかなと思います。

 特に女性は年齢を重ねることをネガティブに捉えがちだと思っていて、実際、私はまだ29歳ではありますが、誕生日がくるのが嫌だなと思うことがありました。ただ年齢を重ねることは経験を重ねることでもあるので、かっこよく年齢を重ねたいです。若さもいいけど、年をとることもいいなと思って人生を送っていきたいですね。

――目標はありますか。

 オリンピック選手を育てること。そしてその選手をスターにしていくことが目標です。それから競技のすそ野を広げつつ、飛込をもっと有名にしたいです。そのためにはスター選手を作っていかないといけないですし、自分はテレビに出させていただいているので、広める活動をしていきたいです。まだまだ未熟ですが、少しでも飛込界に貢献できたらうれしいです。

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