2016.02.23

【水泳】伸び盛りの15歳!池江璃花子「5カ月で3つの日本新記録」

  • 田坂友暁●取材・文 text by Tasaka Tomoaki
  • photo by Sho Tamura/AFLO SPORT

 2月20、21日に東京辰巳国際水泳場で行なわれた、第32回コナミオープンの女子50m自由形決勝。スタート直後から頭ひとつ抜け、25mを過ぎてもスピードは衰えない。最後は2位以下に身体半分近くの差をつけて、24秒74の日本新記録でフィニッシュ。100分の1秒すら縮めるのも難しいと言われる50mにおいて、従来の日本記録を0秒21も更新したのは15歳の池江璃花子(いけえ・りかこ/ルネサンス亀戸)だった。

急成長を遂げている15歳の池江璃花子「泳ぎの感覚は良かったので、驚きはしませんでしたが、やっぱり日本記録はうれしいです。今までも、もうこれ以上の記録が出ない、と思うことはあったんですが、それでも記録が伸びているので、そこには自信を持ってこれからも頑張りたいです」

 まさに”伸び盛り”だ。中学1年生の3月ではじめて全国大会を制してから、2年生の全国中学では、50m自由形の最古の中学記録を20年ぶりに破るまでに成長。そして3年生になった2015年には、14年ぶりとなる中学生での世界水泳選手権代表の座を獲得した。

 このロシア・カザン世界水泳選手権という大きな舞台をステップに、池江はさらに飛躍を遂げる。同年10月に、競泳ワールドカップ東京大会の100mバタフライで樹立した57秒56の日本新記録を皮切りに、1月31日の第9回東京都選手権では100m自由形で、日本人初の54秒を突破する53秒99の日本記録を樹立。このときは、タッチしてから電光掲示板を振り返ったあと、思いもよらぬ好記録に顔を伏せるようにして身体を震わせて涙した。