【マラソン】アジア大会補欠の竹井祐貴「日本代表のユニフォームを着て走りたい」 来秋MGCを勝ちきりロス五輪へ (4ページ目)
【「やっぱり補欠は補欠」】
運と運をつなぐ隙間に竹井の地道な努力があるのは間違いない。その努力を紡いだ先にロサンゼルス五輪がある。
「アジア大会(愛知・名古屋)は(マラソン代表の)補欠になったんですけど、やっぱり補欠は補欠ですので、日本代表としてジャパンのユニフォームを着てマラソンを走りたい。この気持ちを大事にしてMGCで勝ちきって、戦える選手としてロス五輪に出たいと思っています」
その舞台に立つため、竹井は、大阪マラソンで戦った平林、山下をはじめ、日本のトップランナーが集結するMGCで、結果を出すことが求められる。
「(MGCが開催される)10月の名古屋は、まだ暑いですよね。個人的には暑さには強いので、暑いレースになれば勝機はあるのかなと思っています。まだまだ力を伸ばせると信じて、MGCに向けて準備していきたいと思います」
MGCは、箱根駅伝に劣らない大舞台になる。運を味方につけて、竹井はロス五輪への道を切り開くことができるだろうか――。
(了)
竹井祐貴(たけい・ゆうき)/1999年生まれ、鹿児島県出身。鹿児島中央高から亜細亜大に進み、箱根駅伝は4年時に関東学生連合の一員として9区を走って区間6位相当。大学卒業後はJR東日本に入社。2025年7月のゴールドコーストマラソンを2時間07分33秒の大会新記録(当時)で制すと、2026年2月の大阪マラソンでは2時間06分24秒(日本人3位、総合7位)をマークしてMGC(マラソングランドチャンピオンシップ/2028年ロサンゼルス五輪マラソン日本代表選考会、2027年10月3日開催)出場権を獲得した。マラソン以外の自己ベストは5000mが13分51秒91、10000mが28分32秒16、ハーフマラソンが1時間03分11秒。
著者プロフィール
佐藤俊 (さとう・しゅん)
1963年北海道生まれ。青山学院大学経営学部卒業後、出版社を経て1993年にフリーランスに転向。現在は陸上(駅伝)、サッカー、卓球などさまざまなスポーツや、伝統芸能など幅広い分野を取材し、雑誌、WEB、新聞などに寄稿している。「宮本恒靖 学ぶ人」(文藝春秋)、「箱根0区を駆ける者たち」(幻冬舎)、「箱根奪取」(集英社)、「箱根5区」(徳間書店)など著書多数。近著に「箱根2区」(徳間書店)。
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