【マラソン】アジア大会補欠の竹井祐貴「日本代表のユニフォームを着て走りたい」 来秋MGCを勝ちきりロス五輪へ (3ページ目)
【「ここまでは本当に運よくやってこられた(笑)」】
MGCまでまだ1年以上ある。すでに出場権を獲得し、長い準備期間を得た選手の多くは、その時間を有効に使おうと、新しい取り組みに着手したり、海外のレースに挑戦したりしている。竹井はどう考えているのだろうか。
「MGCまでは、特別なことはせず、今回の大阪までの練習を少しずつブラッシュアップしていく予定です。それで結果が出ているので、その流れを大事にしながら、ジョグの強度を高めるためにアップダウンを入れていく感じですね」
そんな強化のプロセスにあって、竹井が乗り越えようと考えているのがトラック種目の自己ベストの壁だ。5000mは2022年に出した13分51秒91、10000mは2023年に出した28分32秒16。いずれも長い間、更新できていない。トラックでスピードを磨くことについては、どう考えているのだろうか。
「今のマラソンは、スピードもマストだと思うんです。トラックはあまり得意じゃないですけど、5000mと10000mの自己ベスト更新は今の自分の課題でもあるので、そこは逃げずに取り組んでいきたいです。ただ、スピード(練習)をやりすぎて調子を崩しては元も子もありません。そこに気をつけながら、自分のやれることをやっていくつもりです」
箱根駅伝出場は関東学生連合で一度きりだったが、大学卒業後は実業団で着実に実績を積み、現在はキャプテンを務めている。MGC出場権も獲得し、ロサンゼルス五輪行きに挑戦する権利を得た。その流れを竹井は「運ですね」という。
「ここまで本当に運よくやってこられたなと思います(笑)。僕は特に"人との縁"に恵まれているんです。高校時代は、(強豪の)鹿児島工業と一緒に練習できるような人脈を持つ先生と出会えましたし、進学校だったので、本来なら高3になると午後6時まで補習授業がありました。でも、長めのジョグを入れたい時やポイント練習がある時には、先生たちが補習を免除してサポートしてくれたんです。大学でも佐藤さん(信之/前監督)と出会うことができましたし、本当に人との縁に支えられながらここまでやってこられたと感じています」
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