【マラソン】アジア大会補欠の竹井祐貴「日本代表のユニフォームを着て走りたい」 来秋MGCを勝ちきりロス五輪へ (2ページ目)
【今年2月の大阪マラソン、MGC出場権獲得の裏側】
入社1年目の冬となる2023年2月には、別府大分毎日マラソンに出場。続く2年目、3年目は大阪マラソンに出場した。
「1年目の別大はMGC(出場権獲得)を狙っていて、2時間09分を切ればワイルドカードを獲れたんです。でも、2時間15分34秒とさんざんな結果に終わってしまって......。それでもう別大はいいかと思い、2年目からは大学4年の時に走った大阪を選びました」
その入社2年目の大阪マラソンで、竹井は2時間08分44秒をマークして初のサブテン(2時間10分切り)を達成。そして、その結果に満足することなく、後半の失速を改善できればもっとやれるはずだと考えた。迎えた3年目の大阪マラソンは、2時間08分06秒をマークし、前年からわずか38秒ながら、確実にタイムを押し上げた。その勢いのまま、2025年7月には自身初の海外マラソンとなるゴールドコーストマラソンで2時間07分33秒の大会新記録(当時)で優勝を飾った。
そして、2026年2月、竹井はMGC出場権獲得を目指し、実業団入り後3度目となる大阪マラソンに出場した。
レースは8km付近で、注目を集めていた吉田響(サンベルクス)が飛び出した。竹井は冷静に2位集団につけ、31kmで平林清澄(ロジスティード)が前に出ると、その背中を追いかけ、すぐ後ろには山下一貴(三菱重工)が続いた。3人はそのまま吉田をかわし、竹井は日本人2位を争う位置に浮上した。
「でも、山下さんは余裕がありましたし、追いつかれた段階で、もうついていけないなとなってしまって......。早く終わらないかなと思っていました」
結局、竹井は2時間06分24秒で総合7位、日本人3位になり、狙いどおりにMGCの出場権を獲得した。表彰式ではホッとした表情を浮かべ、「(作田)直也さん(前回MGCで5位)からいろいろな取り組みを勉強させてもらった」とチームの先輩に感謝の言葉を述べた。竹井にとって、マラソン経験値の高い先輩たちがいるJR東日本ランニングチームという環境は大きなプラスになっている。
「例えば、其田さんは、僕がやらないようなタイミングでロングジョグを入れたりする。そういう姿を見て、僕も自分なりにジョグの距離を伸ばした結果、大阪でタイムが出ました。だから、今後も継続するつもりです」
同時に、競り負けた要因についても分析し、すでに改善に取り組んでいる。
「レース後半、太もも周りにダメージがけっこう出てしまって......。アップダウンのあるコースでのジョグをもっと増やすとか、平地を走るだけではつかない筋力を補う必要があるなと考え、今はアップダウンのあるコースを選んで走っています」
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