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【箱根駅伝2026】識者が「来季の優勝に期待」「奮闘に目を奪われた」大学は? 事前の順位予想と比較しながらレースを振り返った (2ページ目)

 8位の創価大は、4区の山口翔輝(2年)が区間15位のブレーキ。6区の小池莉希(3年)は区間記録に1秒差と素晴らしかったが、目標の「3位以上」を狙うには総合力が少し足りなかったような印象だ。

 帝京大は、一斉スタートとなった復路で全体5位と"5強崩し"を実現して、総合でも9位に滑り込んだ。3区以降は持ち味を発揮しただけに、1、2区の出遅れが残念だった。

 7位の城西大は2区ヴィクター・キムタイ(4年)の区間新が圧巻だった。5区の斎藤将也(4年)も悪くなく、ほぼ狙い通りのレースができただろう。

 順天堂大はシード権を確保すると思っていたが、全体的に予想以上だった。2区の吉岡大翔(3年)が好走して、3区の井上朋哉(1年)も区間4位。復路は7区の玉目陸、8区の永原颯磨、10区の山本悠という2年生トリオが区間2~3位で走破した。今回のメンバー9人が残るため、来季が非常に楽しみだ。

 10位に入った日本大は、2区のシャドラック・キップケメイ(3年)で9位に浮上。そのあとは一度もシード圏内を外れることがなかった。ここまで安定感のあるレースをするとは思わなかった。

 一方、東洋大は前回4区で区間3位の岸本遼太郎(4年)が欠場するなど、4年生がかみ合わずに連続シードを死守できなかった。

■杉園昌之(スポーツライター&編集者)

(予想)     (結果)

1)國學院大   1)青山学院大

2)駒澤大    2)國學院大

3)青山学院大  3)順天堂大

4)中央大    4)早稲田大

5)帝京大    5)中央大

6)早稲田大   6)駒澤大

7)創価大    7)城西大

8)城西大    8)創価大

9)東洋大    9)帝京大
 
10)中央学院大   10)日本大

 過去最高成績となる総合2位の國學院大は、ほぼ額面どおりの実力を発揮したのではないか。1区の青木瑠郁、7区の高山豪起(ともに4年)がいずれも区間賞を獲得し、懸念材料の山は1年生の髙石樹が解決。1時間10分05秒の区間4位は期待以上だろう。

 復路の追い上げも見応えがあった。それでも、悲願の総合優勝に届かなかったのは、青山学院大を褒めるしかない。山に"怪物"が現れなければ、事前に予想した優勝もあったかもしれない。

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