今季の大学駅伝で注目のランナー10人。駒澤大の田澤廉、青学大の「新エース」などの状態は? (9ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by Kyodo News、AFLO SPORTS

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(ふじき・こうた/國學院大/4年)

 箱根は3年連続で1区を任され、2年時は区間2位と快走し、チームは過去最高の3位と躍進した。2019年の出雲は1区で区間5位と好走してチームは初優勝。しかし同年の全日本は3区で区間12位と苦戦して、チームも6位にとどまった。藤木の走りがチームの浮沈を握っている。

 昨年の日本インカレは10000mで6位。今季は5月の関東インカレ2部10000mで自己ベストの28分10秒30をマークして5位に入るなど、実力は年々アップしている。今季の國學院大は「2年計画」の2年目。島﨑慎愛(4年)、木付琳(4年)、中西大翔(3年)も10000mで28分台前半のタイムを持つなど戦力は整っているだけに、エースが突破力のある走りを見せることができると面白い。

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