2021.06.14

予選会から箱根駅伝を目指す各チームの現状。関東インカレで見えた力の差

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by Kyodo News

関東インカレから見る大学駅伝の勢力図 後編 前編から読む>>

 正月の箱根駅伝でシード権(10位以内)を確保できなかった大学は、秋の予選会で本戦出場をかけた熾烈な争いに臨むことになる。各校は5月の関東インカレ(1部・2部)でどんな戦いを見せたのか。現時点での「戦力」をチェックしてみたい。

雨が降る中で行なわれた、昨年の箱根駅伝予選会雨が降る中で行なわれた、昨年の箱根駅伝予選会 この記事に関連する写真を見る  予選会出場校では、箱根11位で惜しくもシード権を獲得できなかった明治大(2部)の戦力がずば抜けている。

 10000mは鈴木聖人(4年)が28分09秒24で4位、手嶋杏丞(てじま・きょうすけ:4年)が28分13秒70で7位。共に自己ベストの快走で、ケニア人留学生に混じって入賞ラインを上回った。5000mも鈴木が5位、富田峻平 (3年)が8位に入ってダブル入賞。ハーフマラソンでも小澤大輝 (3年)が5位に食い込んでいる。

 チームは箱根こそ11位に終わったが、昨年11月の全日本大学駅伝は3位。今季の駅伝シーズンでも上位争いできるだけの戦力がありそうだ。

 個人では箱根14位の日体育大(1部)の3年生、藤本珠輝(ふじもと・たつき)の快走が目立った。10000mは28分18秒52で4位(日本人2位)、同5000mは6位(日本人4位)。今大会、1部の5000mと10000mで日本人選手唯一となるダブル入賞を果たした。

 なお藤本は、今季10000mで28分08秒58をマーク。6月6日の日体大長距離競技会5000mでは、42年ぶりのチーム新となる13分32秒58を叩き出している。他にも、大畑怜士(おおはた・れお:4年)が入賞こそ逃したものの、10000mで自己ベストの28分41秒93で9位。今後の、チーム全体の戦力アップに期待だ。

 箱根17位の法政大(1部)では、1区で区間賞を獲得し、3月の学生ハーフを制した鎌田航生(かまた・こうき:4年)が活躍。10000mで自己ベストの28分30秒61で7位に入った。法大はハーフマラソンでも、河田太一平(かわだ・たいへい:3年)が5位に入っている。