立教大の「三羽ガラス」となるか。悲願の箱根駅伝出場に向け期待の1年生3人 (3ページ目)

  • 佐藤俊●文 text by Sato Shun
  • photo by Sato Shun

関口絢太

---- 国学院久我山高校出身で、箱根を目指すなら国学院大という選択肢もあったと思います。なぜ立教大への進学を決めたのですか?

「自分は箱根常連校の強い大学にいって揉まれるより、自分で考えて、自由にのびのびできる環境のほうが強くなれると、高校の時に感じたんです。大学の4年間は長いので、どうやって有意義に過ごすのかを考えた時に自由度の大きいほうがいいですから。実際、上野監督と話をさせていただいた時にチームの方針や雰囲気などを聞いて、決めました」

---- 実際に立教大に来て、チームの印象は。

「先輩は優しく、同期のレベルも高く、寮もきれいで、すごくいい環境です。やはり監督がすごい選手でしたし、今でも自分たちより速い。一緒に走って息づかいとか、そういうところも見てくださるので、そこがほかの大学と一番違うところかなと思います」

---- それにしても、関口選手はきれいなフォームですね。

「大学に入ってから週3回補強をやるようになって、まだ半年ちょっとですけど、だいぶ変わったと思います。まだ課題はありますが、だいぶ軸が安定してきました。それに高校の時より腕の振りがよくなった。それはすごくいいことだと思っています」

---- 大きなストライドは武器になりますね。

「フォームは父に教えてもらいました。陸上選手ではなかったのですが、動画とかを見ながら『これはいいんじゃない』と話し合っていくなかで、今のフォームに落ち着いたんです。ストライドの大きさは武器ですけど、そのせいで疲れてくると腰が落ちてしまうのが欠点なので、そこはこれから修正していかないといけないところです」

---- 自分の性格をどう分析していますか?

「みんなから穏やかって言われますし、怒るところが想像できないとも(笑)。実際、怒ることはほとんどないです」

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