2020.10.16

異例の箱根予選会では「ホワイトボード」
もカギ!? 立教大監督が考える戦い方

  • 佐藤俊●文 text by Sato Shun
  • photo by Sato Shun

「選手の調子を段階的に言うと、新座のレースの頃が10%、東海大記録会が50%、箱根予選会では80〜90%はいくと思います。絶対に(調子が)上がってくるトレーニングをしてきているので、あとは当日までに本人たちがどのくらい仕上げてくるかですね」

 立教大の陸上競技部・上野裕一郎監督は期待に膨らんだ声でそう言った。もちろん、そう言えるのにはたしかな手応えがあったからだ。

監督として2度目の箱根予選会に挑む立教大・上野裕一郎氏 新座市の記録会(9月19日・5000m)は、3次合宿を終えて4日後のレースだった。設定は、4000mまでは11分42秒前後でいき、残りはフリー。

 斎藤俊輔(3年)がラスト1キロを2分42秒で走り、1組でトップ。ミラー千本真章(2年)、中山凜斗(1年)、内田賢利(1年)の3人が自己ベストを更新するなど、計8人の選手が14分台をキープした。

 つづく東海大記録会(9月27日・1万m)では、増井大介(4年)、斎藤が自己ベストを更新し、初めて1万mを走った中山が29分台を出すなど、まずまずの結果を得た。

「斎藤はだいぶ調子を上げてきてくれました。中山は、はまれば29分前半もいけるかなと思ったんですが、7000mまで先頭で引っ張っていたので、ついていく状態ならタイムはもっとよかったと思います。関口(絢太/1年)はこれから上がってくるでしょうし、内田は30分14秒、増井も30分30秒を切って、これで予選会を走るメンバーのメドがだいぶつきました」

 そして10月5日、箱根予選会のエントリーメンバー14名が発表された。メンバー表を見て目を引くのが、1年生の存在だ。14名中8名が1年生で、参加46チーム中、最多である。

 ただ、上野監督が「50、60%のメンバー編成」と語ったように、期待されつつもエントリーから外れた選手がいた。の一方で、エントリーメンバーには夏合宿を経て、かなり成長してきた選手が入った。