立教大の「三羽ガラス」となるか。悲願の箱根駅伝出場に向け期待の1年生3人 (6ページ目)

  • 佐藤俊●文 text by Sato Shun
  • photo by Sato Shun

---- 箱根予選会の目標タイムは?

「65分30秒を切って、65分台の前半を出せればと思っています。それを達成するには、15キロ以降が勝負になります。後半にスパートをかけられる脚づくりとスタミナが大事かなと。とにかく自分の走りをしっかりして、1秒でもタイムを削れるといいなと思います」

---- 箱根を走れるとしたら何区を希望しますか。

「自分は下りが好きなので、6区を走ってみたいです」

---- 箱根駅伝以外の個人の目標は?

「日本選手権で3000m障害に出場することです。5000mもやりたいですが、まだ3000mの走りを持続するのが難しいので、もっと筋力やスタミナをつけてからですね」

----立教大は、それを実現できる環境にあると。

「そうですね。監督は日本のトップで走られていましたが、陸上に対する考え方は自分と全然違うものがあります。たとえば、練習で1000mのインターバルのタイム設定で、自分だったら3分を守っていきたいんですよ。後半がきつくなるので。でも、監督は速い分にはいいからと、2分45秒にして走るんです。こういう考えで練習していたから、監督は強かったんだとあらためて思いましたし、これについていけば自分たちはもっと強くなると思います」

 立教大は中山、関口、内田のほかにも有望な1年生がいる。上級生も夏合宿を経て成長しており、増井大介主将のもとチームはまとまりを見せている。上野監督になって2度目の箱根予選会。3人の注目1年生ランナーが活躍するのか、それとも新鋭が飛び出してくるのか。はたして、どのくらい上位チームに食らいついていけるのか。立教大への期待が膨らむ。 

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