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サニブラウンが2回目の「ボルト超え」。
その走りに世界が驚いた (4ページ目)

  • 酒井政人●取材・文 text by Sakai Masato
  • photo by Toshihiro Kitagawa/AFLO

 サニブラウンはロンドン世界選手権を終えた後、すぐに米国フロリダ大に進学。2018年シーズンは故障でほとんどレースに出ることができなかったが、2019年シーズンに再び輝きを放つ。6月の全米大学選手権では、100mで9秒97の日本記録を樹立し、200mでも20秒08(日本歴代2位)をマーク。同月に行なわれた日本選手権では両種目で圧勝した。

 ドーハ世界選手権は、男子100m準決勝でスタート音が聞こえないというアクシデントもあり、決勝進出を逃した。それでも、アンカーを務めた男子4×100mリレーでは3位でゴールに駆け込み、銅メダル獲得に貢献した。

 かねてから「最終的な目標は世界記録」と豪語するサニブラウンは、昨年11月にボルトが愛用していたプーマとスポンサー契約を結んだ。来夏に開催予定の東京五輪を、プロ選手として迎えることになる。

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