2019.11.01

東海大が全日本大学駅伝奪取へ視界良好。
現状での最強メンバーはこれだ

  • 佐藤俊●文 text by Sato Shun
  • photo by Jiji photo

東海大・駅伝戦記 第65

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 1014日に行なわれた出雲駅伝で、東海大は4位に終わった。内容的にはそれほど悪くはなく、全日本大学駅伝でどれだけ巻き返すことができるのか楽しみだ。

 昨年は6区までトップだったが、7区で青学大のエース・森田歩希(ほまれ/当時4年)に逆転され、優勝を逃した。「ウチはうしろが弱い」と、両角速(もろずみ・はやし)監督は渋い表情だったが、前半から中盤まではスピードタイプと中間タイプの選手を織り交ぜて配置し、十分に戦えていた。

昨年の全日本大学駅伝で好走した東海大・郡司陽大 今年も1区から6区まで選手層が厚く、十分に戦える配置をすることができるだろう。勝負を決めたのは、後半の7区(17.6キロ)、8区(19.7キロ)のロング区間になるだろう。そこに誰を置くのか、そこが大きなポイントになる。

 ライバルは出雲駅伝を制した国学院大、2位の駒澤大、3位の東洋大、5位の青学大といったところか。なかでも、浦野雄平、土方英和(ひじかた・ひでかず)のダブルエース(ともに4年生)を擁して勢いがある国学院大、完全復活した駒澤大は気になるところだ。

 では、東海大が全日本大学駅伝を制するためには、どのようなメンバーが考えられるだろうか。コース適性と選手の個性、状態を見ながら区間配置を考えていきたい。

 1区だが、出雲駅伝では昨年と同じく西川雄一(4年)が出走した。今回の全日本大学駅伝も、1区には手堅く西川を置く可能性が高い。西川は出雲駅伝の時よりもコンディションが上がっているし、キャプテン不在というチーム状況も、責任感もあり副キャプテンでもある西川にとっては大きなモチベーションになっている。仮にトップで襷(たすき)をつなぐことができなくても、昨年同様、先頭から10秒差以内なら、十分に巻き返しができる。そのミッションなら余裕を持って走れるだろうし、西川の力なら十分に果たせるはずだ。