なぜ神野大地の「おなか」は痛くなるのか。
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「夜に友人と食事したりして楽しかったです。今回、休んで陸上から離れていたんですが、それって大切だなって思いました。陸上はシーズンに入るとずっと走りっぱなしじゃないですか。でも、休みを取ると気持ちがリセットできて、『さぁまた頑張ろう』って思えるんですよ。今、まさにそんな感じです。まずはトラックシーズン、頑張っていきます」
神野は晴れやかな声でそう言った。
アクシデントに苦しみ、悔しい思いをした2つのマラソンだったが、いろんなことがわかったレースでもあった。選手は、こうした経験を積み重ねていくことで強くなっていく。
"努力は裏切らない"
神野がよく色紙にしたためる言葉だが、緻密な努力はこれからも続いていく。
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