2013.10.26

【続・東京マラソンへの道】中島彩「54歳の母がマラソン初チャレンジ!」

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

市民ランナー・中島彩の「続・東京マラソンへの道」

 みなさん、こんにちは! 『走るフリーアナウンサー』の中島彩です。10月27日、私は大阪に住んでいる54歳の母と一緒に「大阪マラソン2013」を走ってきます。母にとって大阪マラソンは、初のフルマラソン! しかも、4ヵ月前に当選したときは、ほぼ初心者ランナー! そんな母でしたが、さまざまな壁にぶつかり、私とも相談を繰り返し、そしてついにこの日を迎えました。ということで今回のテーマは、「RUN×初心者ランナー」。50歳を過ぎて初めてフルマラソンに挑戦する母の取り組みについて紹介したいと思います!

母とふたりで大阪マラソンに初チャレンジ。応援してくださいね!☆初心者ランナーをやる気にさせるためには?

 私の母は週3回くらい勤めに出て、それ以外の時間は家事という生活スタイルです。そんな母が手にした、大阪マラソンの出走権――。当選したときは大喜びした母ですが、フルマラソンはジョギングとはひと味違う、とても大きな挑戦です。ということで私はコーチとなって、大会4ヵ月前から猛特訓を開始しました!

 まず、初心者ランナーに必要なことは、「走る習慣」を身に付けることだと思いました。東京(私)と大阪(母)、近くで練習を見ることができないので、毎日夕方ごろになると、私が母にメールをします。「走った?」と聞くと、「まだ走ってない。大阪は暑いし!」と返信する母。そうか、今日の大阪は東京より暑いのか。その言葉を信じ、私は翌日、「今日はどう?」と聞いてみました。すると、母の返信は、「今日は湿気が……」。さらに次の日は、「今日は自宅で宅急便を待っていて……」。走る習慣がないというのは、そういうことなんです。「走る気はあるの?」と問いただしたい気持ちになるのですが、それを言ってしまってはやる気を削いでしまいそうで言えません。初心者のランナーをコーチするのは、思いのほか大変なのだと痛感しました(笑)。

 しかし、そのまま母の言い分ばかり受け入れるわけにはいきません。私は母をやる気にさせるために、ランナーが集まるサークル合宿への参加を勧めました。ちょうと友人のエリック・ワイナイナさん(シドニー五輪・銀メダリスト)が主催する合宿があったので、彼に頼んでみたのです。するとその合宿で、母の練習に対する考えは一変しました! その理由を聞いてみると、「大阪マラソンに出るって合宿に集まったランナーに言ったら、『私、落選したんです! 応援しています!』と言われたの。頑張らなきゃ!」と言っていました。私も以前から母に、「大阪マラソンに当選する確率は5分の1なので、走れない人も多くいるんだよ」と言っていたのですが……(笑)。