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復活なるか。アイススレッジホッケー日本代表の挑戦

  • 荒木美晴●取材・文 text by Araki Miharu
  • 吉村もと●写真 photo by Yoshimura Moto

盛りあげよう!東京パラリンピック2020(20)

 2014年ソチパラリンピック出場を逃したアイススレッジホッケー日本代表が、3年後の平昌パラリンピックに向けて新たな船出を迎える。

バンクーバーパラリンピックで銀メダルを獲得したときのメンバーで、現在キャプテンを務める須藤悟(中央)バンクーバーパラリンピックで銀メダルを獲得したときのメンバーで、現在キャプテンを務める須藤悟(中央) 世界の上位8カ国が出場する世界選手権は、4月26日から5月3日(現地時間)までの日程で、アメリカニューヨーク州のバッファローで開催される。アメリカで開催されるのは2008年のマルボロー大会以来。今大会は上位6チームがAプール残留となり、2018年平昌パラリンピックの出場権獲得を争う次回(2016-17シーズン)の世界選手権に出場できる。7・8位の2カ国は自動的にBプールに降格。そうなると、平昌パラリンピックに出場するために、まず次回Bプールの世界選手権で上位に入ることが最低条件となり、次に最終予選を戦うことになる。今大会でAプールに残らなければ、道のりは何倍も険しいものになる。

 今大会の出場国は、カナダ、アメリカ、ロシア、チェコ、ノルウェー、イタリア、ドイツ、日本。予選をふたつのグループに分けて行い、それぞれ上位2カ国が準決勝進出となる。グループAの日本は、初日の26日にカナダ、27日にチェコ、29日にノルウェーと対戦する。

 世界の勢力図では、昨年の世界選手権王者のカナダとソチパラリンピック優勝のアメリカが事実上のツートップ。そしてソチで初出場ながら決勝進出を果たしたロシアが続く。4位以下の実力は拮抗しているのが現状だ。出場国の中ではランキング最下位の日本が、どこまで食い下がれるかに注目したい。

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