夏季パラリンピック。獲得メダル数から見る「日本のお家芸」は?

  • text by Sportiva
  • photo by Kiyomi Kudo/AFLO

盛りあげよう!東京パラリンピック2020(21)

パラリンピック4大会に出場し、合計20個のメダルを獲得した成田真由美さんパラリンピック4大会に出場し、合計20個のメダルを獲得した成田真由美さん "パラリンピック"が正式名称となったのは1988年のソウル大会からで、オリンピックと開催国、開催年が同じになったのもこのときからである。例外として1964年に行なわれた東京オリンピック、パラリンピックが唯一、同じ年に同じ国で行なわれた大会だった。

 そのパラリンピックに名称が変わってからの7大会、日本は数多くのメダルを獲得してきた。

ソウル大会(1988)
金17 銀12 銅17  合計46
バルセロナ大会(1992)
金8 銀7 銅15   合計30
アトランタ大会(1996)
金5 銀5 銅2   合計12
シドニー大会(2000)
金13 銀17 銅11  合計41
アテネ大会(2004)
金17 銀15 銅20  合計52
北京大会(2008)
金5 銀14 銅8   合計27
ロンドン大会(2012)
金5 銀5 銅6   合計16

 日本が最も多くメダルを獲得したアテネ大会では、水泳の成田真由美さんの活躍が光った。個人6種目とリレーで7冠を達成し、さらには世界新記録()も更新している。そして、ひとりの選手が金メダル7個獲得という記録はアテネ大会出場者の中で最も多かった。
※50m自由形、100m自由形、200m自由形、50m平泳ぎ、150m平泳ぎ、5つの個人種目と4×50mリレーで世界新記録を更新

 成田さんはアトランタ大会から北京大会までの4大会に出場しているが、金15個、銀3個、銅2個、合計20個のメダルを獲得した。

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