【ミラノ五輪】オリンピック開幕前夜の地元イタリア人に聞いてみた 「誰を応援しますか?」 (2ページ目)
【金メダリストの名前も「?」】
――どのユニフォームが売れているの?
「やっぱりルカ・モドリッチだよ。世界王者にもなって(ミランに)来たわけだから当然さ。次がポルトガル代表のラファエル・レオン。これからのクラブを背負う存在さ。3番目がアメリカ代表のクリスティアン・プリシッチかな」
――ところで、オリンピックで応援している選手はいる?
「特にいないかな」
――あまり興味はない?
「イタリアのことは応援しているよ。でもカルチョのほうが気になるな」
カルチョとは、サッカーのことである。
日本では人気のフィギュアスケートだが、欧州では女性の人気こそ一定程度あるものの、サッカー関係者はまったく興味がない。
余談だが、『Web Sportiva』のご意見番であるミケル・エチャリ(レアル・ソシエダの強化部長や育成部長などを歴任したスペイン人)に筆者がミラノに来ていることを伝えたら、「ミラノに日本人サッカー選手はいないだろ?」と言うので、「いや、オリンピック取材だよ」と伝えたものの要領を得ず、オリンピックが開催されることも把握していなかった。これが欧州サッカー大国のサッカーおじさんたちの実像である。
サッカーおじさんに聞いたのが間違いだった。
城の周りを走る男性ジョガーがひと息ついていたので、件の質問を投げた。さすがに名前がポンポン出ると思ったが、「えーと、前回のオリンピックで金メダル獲った人。誰だっけ? 彼女を応援している」と答えた。名前は知らないが、応援しているという。北京五輪ショートトラック500メートル金メダルのアリアナ・フォンタナのことだろうが、記憶は怪しかった。
もはや、選手の顔写真を突きつけ、聞いてみることにした。スカラ座の正面には、建物一面を飾るジョルジオ・アルマーニの巨大な宣伝看板があって、アルペンスキーのソフィア・ゴッジャの写真が掲載されていた。ゴッジャは平昌五輪で金メダル、北京五輪では銀メダルを手にしており、冬のスポーツのスーパースターであることは間違いない。
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