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角田夏実、引退や結婚・出産に揺れる胸の内 80歳現役を目指す石井寛子は競技への思いや恋愛事情を明かす (2ページ目)

  • text by Sportiva

パリ五輪で金メダルを獲得した角田 photo by JMPAパリ五輪で金メダルを獲得した角田 photo by JMPAこの記事に関連する写真を見る――この30代前半は、技術やメンタル面でいうと、アスリートにとってはとてもいい時期なのかと思いますが、その感覚はありますでしょうか。

石井 私は80歳までやりたいんですよ。だから長くなるであろうキャリアを考えたら、30代って本当に全然まだまだの話かなと思っています。経験を積んできて、31歳で優勝できたんですけど、それから7年後の昨年(2024年末)にまた優勝できました。まだ今も通過点に過ぎないという感覚です。

角田 その7年間で嫌になったりしたことはないんですか。

石井 それはないですね。

角田 すごい!

石井 私は高校から自転車競技を始めたんですが、当時はガールズケイリンがなくて、仕事として自転車競技を選択する道がほぼありませんでした。だからその当時、自転車競技をやっていた人たちは、ガールズケイリンができたことにとても感謝しています。そんな状況でしたから、嫌になるわけがないという感覚ですね。

角田 私の場合、柔道をやっていて、お腹いっぱいとなっちゃうことがありますね。もうこれ以上、強くなれないなとか、1回柔道から離れたいなとか、そういう感情になったりします。石井さんはずっと競輪の練習をしているんですか。気分転換に違うスポーツをするとかは?

石井 ウエイトトレーニングにすることがあったり、自転車に乗らない日があったりしますが、競技から少し離れようという気持ちにはならないかな。

角田 私は1回ダメになると、1カ月ぐらいできなくなって、自転車旅とかに行ったりしますね。

石井 私もナショナルチームに所属していたことはありましたが、自転車競技のオリンピックの選手たちは結構ハードなトレーニングをしていましたね。選手たちと話をすると、すごく理解できましたし、いったん離れたくなる気持ちもわかりましたね。

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