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パリオリンピック金メダルのアリサ・トゥルー14歳「Funじゃなかったらスケートボードをする意味がない」 (5ページ目)

  • 門脇正法●取材・文 text by Kadowaki Masanori
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

【スケートボードをすることはFun】

ーー今回の「X Games Chiba 2024」は、パリ五輪が終わって、次へ向けてのスタートという大会になると思います。

 自分にとっての一番難しいランを成功させて、友だちと楽しみたいと思っています。(※結果は女子パーク優勝)

「X Games Chiba 2024」を五輪と同じく逆転で制した「X Games Chiba 2024」を五輪と同じく逆転で制したこの記事に関連する写真を見る

ーー「友だちと楽しむ」。スケートボードでは"Fun"が大切ですか?

 スケートボードをすることが"Fun"じゃなかったら、スケートボードをする意味がないと思いますし、それは私だけじゃなくて、みんなもそうだと思いますよ!

ーーまだロサンゼルス五輪まで4年ありますが、それまでずっと"Fun"でいけたらと?

 そういう気持ちで、とりあえず、すべての大会で自分のベストを尽くしていきたいですし、その結果として勝てたらうれしいと思います。

ーー最後に、日本のスケートボーダーたちにメッセージをお願いします!

 スケートボードが好きなみなさん! スケートボードの技をどんどん覚えて、これからも一緒に"Fun"していきましょう!

楽しむことを大切にスケートボードを続けている楽しむことを大切にスケートボードを続けているこの記事に関連する写真を見る

* * *

「X Games Chiba 2024」女子パークでも優勝を決めたアリサ。予選トップ通過で臨んだ決勝は、1本目でミスが続くも、2本目では得意技の「マックツイスト540」を決め2位に浮上。さらに3本目は、45秒間の試技がアッと言う間だと思わせる安定感と完成度で、唯一の90点台を叩き出し、パリ五輪を彷彿とさせる大逆転で勝利した。

【プロフィール】
アリサ・トゥルー Arisa Trew 
2010年、オーストラリア・ケアンズ生まれ、ゴールドコースト育ち。スケートボードだけでなくサーフィンも得意な「二刀流」選手。2024年パリ五輪スケートボード・女子パークで金メダルを獲得。得意技は、ボードに乗った状態で空中に飛び出し、ボードを1回転半させる「マックツイスト540」。好きな日本の食べ物は、餅、アイスクリーム、たい焼き。お茶漬けのもとは遠征の時は忘れずに持っていくほどの大好物。

著者プロフィール

  • 門脇正法

    門脇正法 (かどわき・まさのり)

    マンガ原作者、スポーツライター。1967年、埼玉県生まれ。日本女子体育大学大学院スポーツ科学研究科修士課程修了。アニメ『ドラゴンボールZ』の脚本家である小山高生氏からシナリオを学び、マンガ原作者デビュー。特にスポーツアスリートの実録マンガを得意としており、『世界再戦ー松坂大輔物語ー』(集英社/少年ジャンプ)、『好敵手ー室伏広治物語ー』(同)、『闘球「元」日本代表ー福岡堅樹物語ー』(集英社/ヤングジャンプ)の原作を担当。現在はマンガの原作だけでなく、「少年ジャンプ」のスポーツ記事特集『ジャンスタ』を中心に、『webスポルティーバ』の「文武両道の裏側」など、スポーツライターとしても活躍中。著書に『バクマン。勝利学』『少年ジャンプ勝利学』(ともに集英社インターナショナル)などがある。

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