「負ける事実がすごいイヤ」だった女子がキャンプにどハマリ。人生が激変、キャンプ界のインフルエンサーになった (4ページ目)

  • 辻 歌●取材・文 text by Tsuji Uta
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

──これからキャンプ関係で挑戦したいことはありますか? 

 将来的には、自分の小さなキャンプ場を持ちたいんです。好きなものがなかなか見つからなかった私が、キャンプにハマって人生が変わったから、キャンプを好きになってほしいという気持ちがあって。女性でも初心者でも安心して楽しめるキャンプ場にしたい。その一角でハーブを育てて、自分で摘んで料理に使っていいよっていう感じが夢です。目の前にいる人に喜んでもらうのが、好きなんです。 

──森さんにとってキャンプとは。 

 まだまだペーペーですけど、人生を通じて楽しめる趣味だなという感覚はあります。今はソロでキャンプをしているけれど、いつかファミリーキャンプになったら、それはまた別の楽しさがあると思う。もしかしたら、おばあちゃんになってからのキャンプでは、落ち葉が落ちるだけでホロリと涙がこぼれてしまうかもしれない(笑)。キャンプは、季節やイベントによっても楽しみ方が変わるけど、長い人生のなかでも楽しみ方が変わっていくと思って、ワクワクしています。

(後編へつづく)

【Profile】 
森風美 もり・ふうみ 
年間100日はキャンプ場にいるキャンパー。女性向けアウトドアウェブメディア『なちゅガール』の編集長をはじめ、テレビ・雑誌・イベント出演など幅広い分野でキャンプの魅力を発信。著書に『はじめよう!ソロキャンプ』(山と溪谷社)がある。

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