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連日PCR検査。世界選手権期間中も全員陰性の彗星ジャパンが得た手応え (5ページ目)

  • 田口有史●取材・文 text by Taguchi Yukihito
  • photo by Taguchi Yukihito/JHA(日本ハンドボール協会)

 当初の予定より多い18回ものPCR検査を行なうなど、普段の大会以上のストレスを感じる中の戦いだった。しかし、バーレーン戦で「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれた吉野樹は「バブルの中だったので、もしかするといつもよりみんなでコミュケーションが取れたかもしれない」と言った。

 不自由な条件下にあっても、それを自分たちの力にする逞しさがチームに備わったように思う。2019年には7戦全敗で唯一白星なしのチームから、クロアチアと引き分け、デンマークにも好試合をするなど、ヨーロッパの強豪国に迫る戦いぶりを見せた彗星ジャパンが、確かな成長の跡を残した。

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