SASUKE挑戦に必要な紙とペン。まず自分の目標設定はどこなのか (3ページ目)

  • 本田雄士●撮影 photo by Honda Takeshi 協力/TBS

 僕の場合、現行の2ndステージは余裕でクリアする力がある。3rdステージも35回大会でクリアできたので、現状維持で大丈夫。そこで大部分をFINALのトレーニングに割き、次いで1stステージの対策に多く配分するという計画を立てることにしました。

 1stステージは、「サーモンラダー」や「クリフハンガー」など、SASUKE専用の筋力が必要なエリアは少ないので、高い身体能力を備えている方ならばまったく歯が立たないということはないでしょう。  

 一方で、エリアごとにさまざまな能力が要求されるので、どんな熟練プレーヤーでもミスしうる非常に繊細なステージです。僕も、2ndや3rdよりはるかに神経を使います(笑)。ほかのSASUKE常連選手も毎大会かなり1stを警戒して臨んでいる印象があります。

 では、近年のSASUKEの1stステージを思い出してみましょう。まずは「クワッドステップス」。池に浮いた斜めのボードを左右に飛び移っていく第1エリア。その先には幾多の初出場者をのみ込んできた第2エリア「ローリングヒル」があります。

スタート地点から見た1stステージ最初の関門「クワッドステップス」の距離感を確認する森本スタート地点から見た1stステージ最初の関門「クワッドステップス」の距離感を確認する森本

 僕の場合、この辺りはもうオートでできるように普段から反復練習を繰り返します。毎回必ず同じやり方です。

 どうやって練習をするのか。もちろん、似たようなセットを造れればベストですが、普段のランニングすら、ちょっと工夫するだけでSASUKEに近い動きにすることは可能です。

 例えば、100メートルをダッシュするにしても、SASUKEで直線を100メートル、全力で走るというエリアがあるかというと、ないわけです。

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