2018.02.12

初戦失格のショートトラック吉永に
松田丈志が「次はやれる」と言う理由

  • 松田丈志●文 text by Matsuda Takeshi  photo by JMPA(Noto Sunao)

 2月10日江陵アイスアリーナで開催されたショートトラック競技。日本代表チームは厳しいスタートとなった。

 この日に行なわれた男子1500m予選、女子500m予選、女子3000mリレー予選、いずれのレースも予選突破はならなかった。

失格にはなったが、五輪初戦で積極的なレースを見せた吉永一貴(右)
 注目していたのは男子1500m予選。日本からは横山大希、吉永一貴、渡辺啓太の3選手が出場した。期待の18歳、吉永選手は日本のショートトラック史上最年少出場となる五輪で最初のレースだ。

 レース後に吉永選手と話ができた。以前から攻めるレースがしたいと語っていた彼は、レース前でもそんなに緊張はしなかったという。

 自身の言葉通り、レースは積極的に攻めた。序盤では先頭に立って自らレースを引っ張るシーンもあった。しかし初めての五輪、これまでのどの大会よりも観客も多い。その独特の雰囲気のなか、普段なら”攻め”のスケーティングの中にもクレバーな冷静さを持ち合わせる吉永選手だが、この日は攻め続けたい気持ちが前に出すぎてしまう。

 レースは準決勝進出圏内の3着でゴールしたが、レース後の審議で、終盤にインから前をいくハンガリーのリュウ・シャオアン選手を抜きにいったタイミングで、ブレードがリュウ選手に当たっていると判定され、ペナルティを受けて失格となった。