2018.02.11

スピードスケート女子初戦、
今後の種目で日本のメダルがハッキリ見えた

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Kishimoto Tsutomu/JMPA

 平昌五輪開会式翌日の2月10日。午後4時40分から試合が始まったアイスホッケー女子日本代表が、初戦で世界ランキング5位(日本は9位)のスウェーデンに1-2で惜敗したこの日、メダル量産を期待されるスピードスケートも競技が始まった。その先陣を切ったのは、今季のW杯で初勝利をあげた高木美帆(日体大助手)の出場する女子3000mだ。

メダル獲得はならなかったものの、オランダ勢に食らいつく5位に入った高木美帆 メダルの期待がかかっていたものの、ヨーロッパ勢の壁は厚かった。

 中間製氷前の第5組で滑ったのは、オランダ勢3番手とみられたカレイン・アクテレークテ。いきなり昨年のこのリンクで出した高木の低地ベスト(4分04秒50)を大きく上回るだけでなく、イレイン・ブスト(オランダ)が持つリンクレコードの3分59秒05にも迫る3分59秒21を叩き出した。

 アクテレークテは今季W杯総合ランキングで21位ながら、高木が3分57秒09を出して優勝した高地・カルガリーのW杯でディビジョンBに出場し、Aの4位に相当する3分58秒63を出して頭角を現していた選手。スケート王国オランダが底力を見せた結果だった。

 製氷後には、この種目のソチ五輪女王のブストが登場したが、ラストで失速する3分59秒29で1位に届かない。

 そんな中、第11組でアントワネット・デヨング(オランダ)と同走になった高木は、最初の200mはアクテレークテに次ぐ19秒68で入ったが、200mを過ぎてからラップタイムを上げたデヨングに600m通過で0秒36先行され、そこからは追いかける展開になった。