強豪ドイツに連勝のスマイルジャパン。平昌五輪で「メダルを狙える」 (3ページ目)

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao 築田純●撮影 photo by Tsukida Jun

「(予選リーグの相手は世界ラキング上位のスウェーデンとスイスに加えて、開催国の韓国と北朝鮮の合同チームだが)日本のいつも通りのプレーを出し切れば、予選リーグは突破できると思います。注意すべきは五輪の雰囲気に呑まれないこと。このチームは本当にメダルを狙えるところまで仕上がってきているんじゃないかって、後ろから見てても感じるんです。

(自信はどこから?との質問に)毎月のように合宿が続き、ホントに厳しい練習をしてきましたから。4年前とはチーム力や環境面は比較しようもない。ソチを経験しているメンバーが多いのも、平昌ではプラスに働くと思っています」

 五輪を約2週間後に控えた国内での壮行試合なのに、会場の観衆は1000人にも満たなかった。女子アイスホッケーは他の冬季競技と比べても盛り上がっているは言えない。それでも、チーム内からは確かな自信が伝わってきた。

 続くチェコ(世界ランキング8位)との連戦(1月28日、30日)にも連勝して弾みをつけることができれば、五輪初勝利にとどまらず、平昌で何が起きても不思議ではない。いまスマイルジャパンには、そんな雰囲気が漂っている。

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