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五輪女王から世界女王へ。
バドミントン高橋・松友ペアが再スタート (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 築田純●写真 photo by Tsukida Jun

 ふたりは五輪終了後、「まずはふたりとも休みたかったし、これからもバドミントンを1番にしていけるようにしたい」と松友が言う理由で、テレビ出演は控え、休養に当てた。

 練習を再開したのは9月5日の合宿からで、松友は五輪後1週間の休養を取って、あとは少しずつ体を動かしていたという。一方の高橋は、「五輪の決勝が終わってからはラケットも触らずに、気がついたら20日間くらい休んでいた。合宿が始まった時は、五輪前の半分も動けないほどだった」と苦笑する。

 ふたりとも、バドミントンを始めて以来、経験がない長い休養を取ったあとの試合だったが、それでもすんなりと決勝まで進出できたのは、彼女たちの実力の高さであり、経験値の大きさでもあった。

 しかし、リオ五輪決勝の再現となったクリスティーナ・ペダーセン/カミラ・リタユール(デンマーク)との決勝では、勝ち上がり方の違いが結果に出てしまった。

 デンマークのふたりも、「五輪のあとは祝勝会などもあって、バドミントンに集中できず、1週間休みを取ったあとは、コートに戻ってきつい練習をこなしたものの、どのくらい戻っているか不安だった」という。

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