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【フィギュア】浅田真央と島田麻央がアイスショー初共演 18歳下の「まお」からの質問に金言

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

『スターズ・オン・アイス2025』前編(全3回)

『スターズ・オン・アイス』に9年ぶりに出演した浅田真央(4月5日撮影)『スターズ・オン・アイス』に9年ぶりに出演した浅田真央(4月5日撮影)この記事に関連する写真を見る

【浅田真央が9年ぶりの出演】

 4月4日、大阪。東和薬品RACTABドームでは、アイスショー『スターズ・オン・アイス』の記者会見が行なわれていた。壇上にはそうそうたるメンバーがそろっていた。

 なかでも浅田真央(34歳)は、晴れやかで明るく、たたずむだけで目立っていた。

「私は9年ぶりの『スターズ・オン・アイス』の出演になります。今回は、同世代でずっと競技で頑張ってきた仲間だけでなく、テレビで見ている現役スケーターたちもいて、一緒に滑れるのがすごく楽しみです!」

 浅田は朗らかな声で言った。華やかな印象を与えるのは、愛らしい表情の変化で、あたりが自然と明るくなるからか。単なる容姿の問題ではなく、フィギュアスケーターとして向き合ってきた人生にまぶしいほどの輝きがあるのだ。

 会見後の記念撮影、浅田が坂本花織、島田麻央というふたりの現役トップスケーターに挟まれる姿は、彼女の歴史と今を浮き彫りにしたーー。

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著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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