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【フィギュア四大陸・男子】三浦佳生とチャ・ジュンファンの日韓対決の行方は? 大躍進中の壷井達也も表彰台の可能性 (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi

【チャ・ジュンファンが条件付き優勝候補】

 三浦の回復が十分でない場合、浮上してくるのが三浦に次ぐ276.17点を出しているミハイル・シャイドロフ(カザフスタン)と、2022年大会で優勝しているチャ・ジュンファン(韓国)だ。ともに1月のワールドユニバーシティゲームズと2月の冬季アジア大会に出場し、ハードなスケジュールをこなしてきている。

 チャは、シーズン前半のGPシリーズのフィンランディア杯でSP7位のあと棄権したが、ワールドユニバーシティゲームズは264.94点で3位になり、冬季アジア大会ではフリーで鍵山を逆転。合計281.69点で優勝と非公認ながらもシーズンベストの得点を連続更新して復調してきている。四大陸選手権までの準備期間は短いが、勢いを維持していれば優勝候補の最有力になりそうだ。

 一方、シャイドロフも、冬季アジア大会はSPで大きなミスがあり246.01点だったが、ワールドユニバーシティゲームズでは260.15点を出している。GPシリーズの中国杯で出したシーズンベスト(276.17点)は、コレオシークエンスでの転倒がなければもう少し上積みができた。後半に4回転ジャンプを持ってくる難度の高いコンビネーションジャンプを持っているだけに、うまくハマれば、チャや三浦と競り合う力はある。

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