【フィギュア四大陸・男子】三浦佳生とチャ・ジュンファンの日韓対決の行方は? 大躍進中の壷井達也も表彰台の可能性
フィギュアスケート四大陸選手権2025プレビュー・男子シングル編
韓国で開催されるフィギュアスケートの四大陸選手権男子シングルは、2月20日にショートプログラム(SP)、22日にフリーが行なわれる。
四大陸選手権で2度目の優勝を狙う三浦佳生 photo by Kyodo Newsこの記事に関連する写真を見る
【三浦佳生は復調で2度目の優勝なるか】
3月の世界選手権に出場する選手にとってこの大会は現状の確認と次への弾みをつける機会となるが、世界選手権に出場しない選手にとってはシーズン最後のビッグゲームだ。
男子シングルは、イリア・マリニン(アメリカ)や鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)など、世界選手権で優勝争いをするだろう選手たちが出場しないなか、今回が3回目の出場で過去2大会は3位、1位と相性のいい三浦佳生(オリエンタルバイオ/明治大)に、2度目の優勝の期待がかかる。
ISU(国際スケート連盟)公認大会のシーズンベストでも、三浦は出場選手中最高の278.67点を出している。世界選手権出場は逃しただけに、四大陸選手権で自信を取り戻しておきたいところだが、全日本選手権後に左太ももの肉離れが再発し、1月のワールドユニバーシティゲームズを欠場。今大会でどこまで回復しているかが大きな注目点だ。
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著者プロフィール
折山淑美 (おりやま・としみ)
スポーツジャーナリスト。1953年、長野県生まれ。1992年のバルセロナ大会から五輪取材を始め、夏季・冬季ともに多数の大会をリポートしている。フィギュアスケート取材は1994年リレハンメル五輪からスタートし、2010年代はシニアデビュー後の羽生結弦の歩みを丹念に追う。