2020.11.13

本田望結の決意。競技者として「3年間頑張る」高校での進化に期待

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

11月6日、東日本選手権SPの本田望結。フリー進出はならなかった 今季シニアデビューし、姉の真凛や兄の太一と一緒に全日本選手権出場を目指した本田望結。東京選手権12位で駒を進めて挑んだ11月の東日本選手権だったが、6日のショートプログラム(SP)で26位となり翌日のフリーへ進めず、その望みは果たせなかった。

 身長も伸びて、以前より大人っぽい雰囲気になった本田。この日の3日前には、青森県八戸市で開かれた県高校選手権でSPを、国体県予選ではフリーを滑ったばかり。それでも、本田は「小さい頃から試合の前日に(女優としての)仕事があったりして体力的には慣れています。あまり疲れはありませんでした」と、試合に臨んだ。

 約1カ月前の東京選手権のSPでは、最初の3回転サルコウ+2回転トーループをしっかり決めたが、次の3回転ループが2回転になって無得点になり、後半のダブルアクセルはダウングレードで43.91点にとどまっていた。

 ウェブ配信で本田の練習を見ていた姉の真凜からは「軸をよく締められていた」との評価を受けたジャンプだったが、本番では苦しんだ。最初の3回転サルコウは4分の1回転足りない「q」マークがつき、連続ジャンプにすることができなかった。その後のループは3回転になったものの、アンダーローテーション(4分の1回転以上、2分の1回転未満の回転不足)と判定された。それでも、そのまま2回転トーループを付けて連続ジャンプとした。最後のダブルアクセルはダウングレードの判定になった。

 本田は「自分は今何ができるだろうと考えた時に、表現やスピンだと思ったのでそれを意識した」と話したが、試合のSPは7要素どれもミスをできないという、独特の緊張感があるもの。動き自体もアイスショーで見せていたようなしなやかさや、体全体で演じる雰囲気を感じさせず、硬さが見える滑りだった。