2018.11.09

トリプルアクセルの申し子・紀平梨花デビュー。
日本女子が表彰台独占か

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha photo by Naoki Morita/AFLO SPORTS

 グランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯は、日本女子が表彰台を独占しそうな勢いだ。

NHK杯がシニアGPデビュー戦となる紀平梨花 今大会には、平昌五輪4位で全日本女王の宮原知子、シニアGPデビューでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に持つ紀平梨花、前四大陸女王で着実に実力をつけてきた三原舞依の3人が出場。日本が表彰台を独占すれば、2008年のNHK杯以来のこととなる。8日に行なわれた公式練習では、三者三様、持ち味を出しており、調子のよさがうかがえた。

 昨季は股関節痛の大ケガから見事な復活を遂げ、念願の五輪出場を果たし、メダルまであと一歩に迫る活躍を見せた宮原は、2022年北京五輪に向けての「チャレンジのシーズン」に臨んでいる。

 その手始めに回転不足と判定されることが多かったジャンプの修正に取り組み、スピードに乗って高く跳ぶことを意識しながら重点的にジャンプ練習に励んでいる。今季の目標は、GP大会で優勝することではなく、自分自身が望むスケートを習得することだという。

「今大会では、いろいろ変えてきたことをきっちり試合でできるようにして頑張りたいと思います。NHK杯までは、第1戦(スケートアメリカ)で見つけた課題に対して、SPもフリーもプログラムを通す練習をしてきました。

 いまは試合の結果や演技の点数よりも、とくにジャンプを中心に意識を変えながら練習してきたので、それを試合でもきっちりやることを目標にして臨んでいる。ファイナル(の出場権獲得)よりも自分の演技をしっかりすることを考えてやっています。調子自体は悪くないので、最後は自分の気持ちを強く持つことが必要だと思っています」