宮原知子、GPファイナル5位は
「計画した以上」の復活スケジュール (4ページ目)
「今回、あらためていろいろな課題が見つかり、全日本に向けてもう一度考え直す大会でした。今後、まずは体をしっかり休めてから、ジャンプの練習をしっかりして(次戦では)もっと元気に戻ってきたいです」
結果は5位だったが、試合後のはればれとした表情を見れば、宮原が自信と手応えをしっかりと掴んだ大会になったことがわかった。
一方、SP5位から巻き返しを狙った樋口は、得点源となるジャンプで回転が抜けたり、着氷が乱れたりと、精彩を欠いた。連続3回転ジャンプのルッツ+トーループは0.80点のGOE加点がついたが、中盤の3回転のサルコウとルッツがともに2回転になったほか、SPでも取られたフリップジャンプの軽度なエッジ違反も出てしまった。
「う~ん、すごく悔しいです。6分間練習から体の調子がよくて、ジャンプもよく跳んでいたんですけど、緊張して体が思うように動かなかったです。ジャンプのミスもあったり、ステップもスピードが足りなかったりで、今日の演技はいっぱい、いっぱいになってしまいました。(全日本に向けて)これ以上、自信をなくさないような練習をしたいです」
勝負の全日本選手権では「自分の演技を思い切り出す」と誓った。樋口は、それができれば、念願の五輪代表切符を掴めると信じている。
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