挽回して5位の本田真凜。コーチが諭す「シニアで戦う心構え」はあるか (5ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 本田が総合で5位になった今大会、200点を超えたのは優勝したオズモンドのみ(212.91点)。グランプリシリーズ初戦のロシア大会・ロステレコム杯では、優勝したエフゲニア・メドベデワ(ロシア)は231.21点、3位の樋口新葉が207.17点だったことを考えると、点数としては全体的に低い大会だった。

 今後、本田が本当の勝負をできるようになるためには、得点を210点以上にしていくことが必要になってくる。そのために重要なのは、濱田コーチが力説する「シニアで戦うことへの心構えを持って、そのための練習をちゃんとすること」になる。

 悔しさが大きかった今大会、本田がこの結果をどう受け止め、次への糧にするか。彼女の今季のこれからはその心構えにかかってくるのだろう。


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