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まさかのSP出遅れ、本田真凜のミスを分析。
フリーで巻き返しなるか

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 本田真凜のグランプリ(GP)シリーズ初挑戦となった、10月27日のスケートカナダ女子ショートプラグラム(SP)。シニア初戦だった9月17日までのチャレンジャーシリーズ・USインターナショナルクラシックではSP、フリーとも1位で、2位の長洲未来(アメリカ)に14.88点の差をつけて圧勝しており、自身も期待を持って臨んだ試合だった。

グランプリシリーズ初戦のSPでまさかの出遅れとなった本田真凜グランプリシリーズ初戦のSPでまさかの出遅れとなった本田真凜 だが、その後にSPのプログラムを変更。すぐに振り付けを始め、今回の試合で初披露になった『ザ・ギビング』だったが、予想以上の厳しい結果となった。演技を終えた本田は落ち込んだ表情でこう語る。

「緊張はそこまではしなかったんですが、楽しく滑ろうという気持ちが裏目に出たのかなと思います。最初のジャンプも、もうちょっと緊張感を持って臨めばよかったなと、自分の中で分析しています」

 最初の3回転ルッツ+3回転トーループの1本目のルッツで少し着氷を乱し、無理につけたトーループが回転不足になって転倒。そのミスが、その後のすべての流れを狂わせた。

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