期待に胸をふくらませる本田真凜。
シニア挑戦の新プログラムを語る (2ページ目)
オフシーズンに出演したアイスショーでも、今季の競技用プログラムを滑り込み、磨きをかけてきた。それだけに勝負プログラムである『トゥーランドット』の演技には自信がある。
「昨季はSPとフリーの2つで完璧な演技ができたのは世界ジュニア選手権の1大会だけだったので、今季は少しでも増やせたらいいなと思っています。それに、シニアの試合に出たことがないので、すごくワクワクして楽しみな気持ちでいっぱいです。
アイスショーで競技プログラムを滑らせていただき、すごく自信を掴むことができました。シーズンオフはいつも早く試合が来てほしいなという気持ちになるんですけど、やっとあと2週間ちょっとの時期まできたので、本当に楽しみです」
ジュニアでしっかりと結果を残してきた実力はシニアでも通用するのか。一時代を築き、今年4月に現役を引退した浅田真央のように、いきなり鮮烈なシニアデビューを飾ることができるのか。ポスト浅田に名乗りを上げられるかどうかにも大きな注目が集まる。
この8月に16歳の誕生日を迎えたばかりだが、シニア勢の上位にも劣らない豊かな表現力と演技で、グランプリ(GP)シリーズでは優勝争いに絡んでくるに違いない。周囲の期待もさることながら、本田自身も自分への期待に胸が膨らんでいる。
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