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三原舞依、宇野昌磨にキレあり。
アイスショーから今季の激戦が見えた (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi 能登 直/Dreams on Ice 2017●撮影 photo by Noto Sunao/Dreams on Ice 2017

「最初は、このプログラムを滑りきれるのかな...という不安がすごくありましたが、今日はまだまだレベルは低いけど100%でいけたかなと思う。でも、ここで止まらないで200%、300%の演技ができるようにしていきたい。にらみつけるような大人っぽいタンゴらしい表情がまだできていないので、これから身につけていきたいです」

 新しい自分の表現に大きな手応えを得た三原は、そう言って微笑んだ。

 そのほかの選手では、かつて荒川静香がトリノ五輪シーズンに使った『トゥーランドット』をフリープログラムにした本田真凜が、スピードに乗った滑りで、終盤にイナバウアーも入れて観客を沸かせた。

 演技後、本田は「これは女王のプログラムなので、女王にならないといけないと思っています。完璧な演技をしなければいけないプログラムでもあると思うので、いつものシーズンとは違い、今日のショーもノーミスを狙って滑りました。作ったばかりですが手応えを感じています。自分に合った、最初から滑りやすいプログラムは初めて」と五輪シーズンへ向けての意気込みを口にした。

 また、昨季の世界ジュニア3位の坂本花織も新フリープログラムの『アメリ』を滑り、「ジャンプはミスがありすぎでしたが、他の演技はしっかりできたので最初としてはよかったと思います。映画は不思議な女の子がいろんな人を幸せにしていく物語で、複雑な振り付けが入っているので、楽しんでもらえたら」と、プログラムへの思いを語った。

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