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「えっ、えっ、えっ、え~」で最高得点。
三原舞依が見せたシンデレラ魂 (2ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha  能登直●写真 photo by Noto Sunao

国別対抗戦のフリーで日本歴代最高点を記録した三原舞依国別対抗戦のフリーで日本歴代最高点を記録した三原舞依 この大会でショートプログラム(SP)もフリーも自己ベストを更新した三原は、持ち味の勝負強さを発揮した。安定感抜群のジャンプを軸に、演技も滑りもブレがない。五輪の団体戦にこれほどの適任者はいないと言ってもいいほど、チーム戦には欠かせない存在になったのではないだろうか。

「みなさんが頑張ってくださって、チーム日本が上位にいる中で、私が失敗して順位を下げるわけにはいかないということで、強い気持ちで最初から臨むことができたので、チーム戦は楽しかったです。

 先に滑った新葉ちゃんがノーミスですごい高得点だったので、私も続いていけるようにしたいなと思っていました」

 シニアデビューの今季は自己ベストを次々と更新するなど華々しい活躍が光った。だがこの日、日本歴代最高点の更新を記者から知らされた三原のリアクションは初々しかった。

「えっ、えっ、えっ、え~。知らなかったんですけど、すっごくうれしいです。世界選手権で自己ベストの138点を出したので、今回は140点を目指して滑っていたんですけど、146点という高得点をいただけると思っていなかったので、本当にうれしかったです」

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