スケートカナダ公式練習後、羽生結弦が語った「心構え」 (2ページ目)
こう話す羽生は、練習の最後の数分のほとんどをブライアン・オーサーコーチとの会話に費やした。そしてそれが終わると、確認するようにスピンの練習をして、公式練習を終えた。
ジャンプ、スピンなどを確認し、練習中には笑顔も「1週間だけでジャンプの精度が上がったり、実力が上がるわけではないと思いますけど、リンクや周りの環境であったり、自分の心の問題とか、頭の中などがうまく合って今日はいい練習ができたと思います。ただ今日はフリーをやっただけですし、明日はショートなので。そこはちゃんと頭を切り換えて、今日よかったことを頭の中に残しながら、明日のショートに向けてやるべきことをやらなければと思います」
10月中旬にオータムクラシックを戦い、しっかりと「試合勘を取り戻せたことが大きい」と言う羽生は、その後の練習では「試合のために何をするかということを考えてやってきた」とも言う。だからこそ、昨シーズンの初戦だった中国杯とは違い、「後半の4回転ジャンプを決めなければ」という気負いもない。
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