スケートカナダ公式練習後、羽生結弦が語った「心構え」
カナダ、カルガリーの南に位置するレスブリッジで開催されるスケートカナダの初日、10月29日。午前の練習を休んで午後の公式練習に臨んだ羽生結弦の動きは、余裕を感じさせるものだった。
曲がけの順番は5番目。ジックリと体を慣らしてから始めたジャンプもしっかりと間合いをとって確実に決め、トリプルアクセル、4回転トーループ、4回転サルコウと冷静にこなしていった。
スケートカナダの公式練習に臨んだ羽生結弦 そして、フリープログラム『SEIMEI』の曲が始まると、最初の4回転サルコウと4回転トーループをきれいに決める。3回転フリップのあとのスピンを飛ばしてステップシークエンスをこなし、後半の4回転トーループも、4回転-2回転を成功。その後も3回転ループを抜いた以外のジャンプをきれいに決め、最後はチェンジフットコンビネーションスピンで締めた。
「とにかく悪いイメージをつけないように、ということを常に意識しています。やはり今回の試合も、前回のオータムクラシックもそうでしたけど、練習を2回やってすぐにショートプログラムなので、とにかくジャンプは無駄な本数を跳ばないようにしようと。筋肉もそんなに簡単に回復するわけではないので最小限のことをやって、自分で納得したうえでジャンプを跳んでいこうと思っていました」
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