【ボクシング】中谷潤人が井上尚弥をダウンさせたカルデナスと充実スパー トレーナーは 「ナオヤ・イノウエにも勝つだろう」と絶賛 (2ページ目)
【スパーしたカルデナス、トレーナーの中谷の印象は?】
初日、中谷は頭の位置を変えながらカルデナスの動きを観察した。フェイントをかけながら、上、下とジャブを放つ。中谷がステップを踏むたびに、隆起した太ももの筋肉に目を奪われた。IBFバンタム級王者だった西田凌佑を6ラウンド終了TKOで下してから5カ月の間に、彼がどれだけ体作りをしてきたかが伝わる。
中谷の一つひとつの動きは鋭く、パンチにもキレがあった。ジャブ、ストレートに伸びがあり、バンタム級チャンピオン時代より明らかにスピードが増している。
モンスターをキャンバスに這わせた、カルデナスの十八番(おはこ)である左フックが、ことごとく空を切る。中谷のダッキング、バックステップでかわされるのだ。中谷はガードを高くし、自分の距離を保つ。接近戦に持ち込みたいカルデナスだが、中谷のフットワークに翻弄され、後手に回るほかない。ただ、何発かの右ストレートは中谷にヒットした。
6ラウンドのスパーリングを消化したあと、カルデナスは話した。
「ナカタニ、巧いね。そして速い。とてもスマートな選手だ。流石はパウンド・フォー・パウンド・ランキングに載るだけの男だ。動きがシャープだよ」
井上尚弥と比較してみてどうですか? と訊ねると、WBA2位は首を振った。
「その質問はしないでくれよ。俺の口からは答えられない。イノウエもパウンド・フォー・パウンドでトップ争いをしているすばらしいファイターさ」
カルデナス(右)とその陣営この記事に関連する写真を見る
一方で、この日カルデナスのコーナーで指示を送っていたロブレス父は、感嘆しながら言った。
「いやぁ、ジュントは今、ものすごいスピードで成長している。攻撃、守備、カウンター、コンビネーション、足の使い方、フェイントと、何もかもが圧巻だ。
セバスチャン・エルナンデス戦は言うに及ばず、ナオヤ・イノウエにも勝つだろう。私は5月のトーキョードームでは、ジュントが判定勝ちすると予想する。とはいえ......うーん、ノックアウトかもな」
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