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女子高生プロレスラー山岡聖怜「こんな世界があるんだ...」レスリング少女が挫折を経て見つけた夢 (3ページ目)

  • 小林 悟●取材・文 text by Kobayashi Satoru
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

【女子プロレスを代表する選手になりたい】

ーー高校生レスラーから女子プロの道へ進むために環境をどう変えましたか?

 女子プロレスの会場へも何度か行ってみて、自分もリングに立ちたいと目標ができました。これから私がやるべきことは、レスリングじゃなくてプロレス。もともとスポーツ推薦で入った高校だったので、レスリングをやめると同時に高校も中退し、通信制の高校に入り直しました。それから、姉のツテもあって芸能事務所に所属し、SNSでの活動も始めたんです。

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ーー女子プロレスを目指すにあたって女子プロレス団体の「マリーゴールド」を選んだきっかけは?

「マリーゴールド」に憧れのジュリアさんがいたからです。同じ場所でプロレスをやってみたいと思いました。日本人とイタリア人のハーフで、プロレス会場の空気をガラッと変えるような存在感は圧倒的です。プロレスの技だけじゃなく、見た目もカッコいい。現在は別の団体で活躍されていますが、今でも動画を繰り返し見ています。まだデビュー前ですが、いつかジュリアさんのように女子プロレス界を代表するような存在になりたいです。

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【プロフィール】
山岡聖怜 やまおか・せり 
2006年、福岡県生まれ。小学4年生の頃からレスリングを始め、中学時代には全国中学選抜選手権54キロ級で2位。スポーツ推薦で東京都内の高校へ進学し、2022年には全日本ビーチレスリング高校生軽量級で優勝。その後はケガに苦しみレスリングを断念し、プロレスの世界に入る。2024年8月に女子プロレス団体「マリーゴールド」に入団。2025年1月3日に東京・大田区総合体育館で開催される『MARIGOLD First Dream 2025〜初夢〜』でデビュー戦に挑む。憧れのプロレスラーはジュリア。

著者プロフィール

  • 小林 悟

    小林 悟 (こばやし・さとる)

    フリーライター。1981年、福井県生まれ。週刊誌『サンデー毎日』(毎日新聞出版)、『週刊文春』(文藝春秋)、『集英社オンライン』(集英社)などで食や暮らし、スポーツにまつわる話題を中心に執筆。

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