我闘雲舞は「プロレスに疲れた人に観に来てほしい」さくらえみが語る後楽園ホール大会と、対戦相手・駿河メイへの思い (5ページ目)

  • 尾崎ムギ子●取材・文 text by Ozaki Mugiko

――最後に、後楽園ホール大会をどんな人に届けたいですか?

さくら:いろんな団体がやっているので、後楽園で試合をすること自体は目新しくないと思うんですよ。でも「馬鹿みたいに、後楽園に情熱を傾けている私たちみたいな存在もいるよ」ということを伝えたいですね。我闘雲舞はこの大会から始まる。プロレスを好きになりたい、何か自分が追いかけられるものを探したいとか、きっかけを探している人たちに観に来てほしいです。きっと、みんなの人生のターニングポイントになる。あとは、プロレスに疲れた人も。我闘雲舞はプロレスの終着点で、沼なので。

――プロレスに疲れた人、ですか!

さくら:プロレスに疲れた人に、まだプロレスを見せようっていうんだから、とんだ業ですよね(笑)。でも、会場に来たら自分が主役になれると思います。だから「応援に来てください」という感じじゃないんですよね。

――主役になれる、と言うと?

さくら:自分が感じたものは、自分だけのもの。メイに対して思ったこと、私に対して思ったこと、客席に座って自分の人生と照らし合わせながら見たものは、全部自分だけのものなので「主役はあなた」ということです。お客さんもそこに座ることで、我闘雲舞のショーを一緒に作る。私たちはそんな大会ができる。後楽園大会を、一緒に作りましょう!

――楽しみにしています!

さくら:この記事を読んで会場に来てくれた人には、特典をあげたいですね。今日撮った生写真を一枚プレゼントします。

――合言葉は何にしますか?

さくら:「プロレスに疲れた」で!

――いいですね! ありがとうございました。

【プロフィール】
さくらえみ

1976年10月4日、千葉県君津市生まれ。1995年8月17日、IWA・JAPAN富山県高岡テクノドームでの対市来貴代子戦でデビュー。1999年6月、FMWに入団。2004年10月、我闘姑娘を旗揚げ。2006年6月、アイスリボンを旗揚げ。2009年、東京スポーツ新聞社制定・プロレス大賞「女子プロレス大賞」を受賞。2012年9月、バンコクで我闘雲舞を旗揚げ。2020年3月、配信特化型団体チョコレートプロレスを旗揚げ。2021年8月より、米国AEWに定期参戦中。現在、第5代スーパーアジア王座のベルトを持つ。156cm、68kg。X:@EmiSakura_gtmv @sakura_gtmv

【大会情報】
■大会名:「For the Future」
■日時:8月31日(土)10:30開場 11:30開始
■会場:東京・後楽園ホール
■対戦カード:スーパーアジア選手権/王者・さくらえみvs. 挑戦者・駿河メイ
他、全7試合
■詳細:8/31(土)我闘雲舞8年ぶりの後楽園ホール大会「For the Future」試合順決定! | プロレスリング我闘雲舞 / Pro Wrestling Gatoh Move - ChocoPro

【写真】女子プロレス「我闘雲舞」さくらえみフォトギャラリー

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