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ジュリアが語る、Sareeeに抱いた人生初の感情「嫉妬するって、こういうことなんだ」

  • 大楽聡詞●取材・文 text by Dairaku Satoshi

女子プロレスラー ジュリア

インタビュー後編

(前編から読む:「女子プロレス界のために」海外へ スターダム退団と新団体の旗揚げに加わった理由>>)

 新団体「マリーゴールド」は、スターダムを退団した5選手に加え、高橋奈七永と石川奈青、元アクトレスガールズの5選手が入団し、総勢12人での船出となった。しかし、その中心的存在であるジュリアは、"世界のプロレス"に挑戦することを表明。国内ラストマッチは、8月19日の後楽園ホール大会に決定した。

 それを前に、7月13日に行なわれた初の両国国技館、マリーゴールドへの思い、ライバルのSareeeや国内ラストマッチで闘う桜井麻衣、その先についても聞いた。

ライバルのSareeeへの思いや今後について語ったジュリア photo by 田中亘ライバルのSareeeへの思いや今後について語ったジュリア photo by 田中亘この記事に関連する写真を見る

【デビューのきっかけになったNØ RIとリングで再会】

――7月13日の両国大会、ジュリア選手の出場がマリーゴールドの公式Xで発表されたのは7月10日の午前8時5分でした。本当にギリギリでしたね。

ジュリア:その週の7月8日になっても連絡がこなかったので、スタッフは「これはダメかも......」と諦めかけていたと思います。一瞬、私も「無理かもしれない」と思ったんですが、翌日の夜に出場OKの知らせが届きました。

――それを待つ間は、精神的に苦しかったですか?

ジュリア:5月20日の旗揚げ戦で両国大会が発表されて、メインは私とSareeeのシングルマッチ。私は旗揚げ戦で右腕を骨折しましたけど、欠場している間も両国で試合をするつもりで過ごしていました。少しでも「出場は無理だ」となったら、ネガティブなモードに入ってしまう。メンタルのバランスを取るのは、ちょっとしんどかったですね。

 記者会見やリング上のマイクでSareeeとやり合ってみようと思っても、それは「両国大会に出場すること」が前提。「出場できなかったら、お客さんがガッカリしちゃうよな」「両国のビッグマッチのメインをやれなかったら一生後悔するな」という思いが脳裏をよぎりました。マイクしながら泣けてきたのは初めての経験でしたね。

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【写真】「狂気のカリスマ」ジュリア フォトギャラリー

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