「私、めちゃくちゃ強くなりたい」元RIZINガールで4児の母・あきぴが1カ月で7キロ増!「割れた腹筋はかくれちゃった」 (2ページ目)

  • 小林 悟●取材・文 text by Kobayashi Satoru
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

【総合格闘技で1本勝ちしたい】

 今年9月、あきぴさんは柔術の青帯を取得した。一般的に、習い始めてから真面目に練習を積み、白帯から青帯に昇格するのに2年間かかると言われている。柔道でいうところの黒帯に相当するのが青帯だ。格闘技の次なるステージにも意欲を見せる。

「じつは、総合格闘技(MMA)の大会にも出たくて。出場条件として、柔術青帯になる必要がありました。しっかり準備して、MMAで1本勝ちできるようになりたいです。と言っても、まだまだ下手すぎて腕十字と三角締めができるくらいなんですが」

9月半ばに柔術の青帯を取得した9月半ばに柔術の青帯を取得したこの記事に関連する写真を見るこの記事に関連する写真を見る 打撃ありの格闘技に挑むにあたって、殴ることへの抵抗、殴られることへの恐怖はないのだろうか。

「殴られるのは、そりゃ、怖いですよ! スパーリングをしていても、いまだにパンチが飛んでくると目をつぶっちゃいます(笑)。でも、それより殴ってみたい気持ちが強いですね。

 RIZINの試合を観ていて、スタンドでフックを打ち抜いてKOしたり、パウンドを打ち下ろす選手の姿が目に焼きついています。輝いているし、めっちゃ気持ちよさそうだし。もちろん、今まで人を殴ったことはないので、やる時は嫌いな人の顔を思い浮かべながらですかね(笑)」

 MMAに必要なレスリングやグラップリング(※打撃なしで寝技主体の組み技格闘技)の技術はどうやって習得しているのか?

「柔術のかたわら、ノーギ(※柔術着を着ないで行なう柔術の組み技クラス)の練習もしています。先日、大会にも出ました。それ以外の技術は、ジムで週1〜2回、パーソナルトレーニングで教えてもらっています。寝技に持ち込む闘いをするため、テイクダウンを練習中です」

RIZINガールの経験から格闘技に憧れを持ったRIZINガールの経験から格闘技に憧れを持ったこの記事に関連する写真を見る 憧れの選手や目標とするファイトスタイルとは?

「寝技の攻防がある試合が面白いと感じるので、(RIZINライト級王者の)ホベルト・サトシ・ソウザ選手、(元RIZINフェザー級王者の)クレベル・コイケ選手など柔術をベースにしたファイトスタイルでサブミッションを狙う戦い方に憧れます。

 女性では(RIZIN女子スーパーアトム級王者の)浜崎朱加選手が好きですね。ファイターとしてはもちろん、人間性も。以前、浜崎さんがファッションブランドとコラボした際のイベントに参加したんです。恐れ多くてこっちから話しかけることはできなかったんですが、浜崎さんは私がRIZINガールだと気づいてくださって。忘れられない思い出です。

 あと、トフィック・ムサエフ選手とジョニー・ケース選手も好みです、イケメンなので(笑)」

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