矢地祐介、RIZINで再び輝くために。「理想は青木(真也)さん。総合格闘技に『きれいに闘う』とかまったく必要ない」 (4ページ目)

  • 篠崎貴浩●取材・文 text by Shinozaki Takahiro
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

――日本でケージがあるジムは少ないと思うんですが、どのように練習を?

「今はクッションがついた壁に囲われてる、"疑似ケージ"の環境で攻防を練習してます。金網のようにたわむことは無いんですけど、ほぼ変わらないですね。意外と、日本の環境でもケージの練習をしている選手のほうが多いかもしれません。リングがしっかりある総合のジムってあまり無いですし」

――そうした練習を重ねつつ、当面のテーマは「対外国人選手」になりますか?

「自分のステップアップのために、外国人選手と戦って世界で名を上げていきたい気持ちは強いです。だから『外国人選手とやりたい』って『RIZIN』には伝えてますし、あちらも『外国人選手と戦う矢地くんが見たい』と言ってくれてます。もちろん、興味がある日本人選手はいますけど、今は海外の選手とやって試したいことがたくさんありますね」

――日本人選手とも、タイミング次第では戦う可能性がある?

「もちろん、気運が高まれば。強い日本人選手もたくさんいるし、若い選手も出てきていて、そういう選手と手合わせしたい気持ちもあります。ただ、意味がある戦い、ストーリーがちゃんとできてからやりたいので、今はやっぱり外国人選手とやりたいですね」

――相手選手の名前は明かされていませんが、9月にSNSで話題になったオファーの「ゴチャついた話」の伏線も、のちに回収する可能性がありそうですか?

「そうなるかもしれないですね(笑)」

(後編:「自分の可能性をまだ信じてる」。夢のUFC参戦を目指し、シン・ヤッチくんは「今、格闘技がすごく楽しい」>>)

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