「BreakingDown」に否定的な意見も「むしろ欲しいくらい」。海外進出も現実味でクリアすべき課題、目指す最終到達点とは (4ページ目)

  • 篠崎貴浩●取材・文 text by Shinozaki Takahiro
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

――今後の世界的な展開ということも考えると、国別対抗戦といった構想も?

「考えていますよ。未来さんとは『海外支部を作っていきたい』という話もしていますしね。オーディションと1分1ラウンドの試合形式、というパッケージはどこの国でも受け入れられるはず。すでに海外の格闘技団体との交渉も始めています」

――YUGOさんが思う、『BreakingDown』の最終到達点はどこにありますか?

「経営的な部分での目標もありますが、シンプルに『BreakingDown』が世界中で開催されるようになるといいですね。知名度が高くなっていくにつれて、『BreakingDown』に感化されてケンカが起きてしまうといったネガティブなニュースも出てくるかもしれない。でも一方で、本気でケンカをしている人たちを和ませる"中和剤"にもなれるかもしれないとも思っているんですよ。

 殴り合っている2人が、周囲から『お前ら、BreakingDownで決着つけろよ』と言われたら、それが頭をよぎって手が止まるかもしれませんよね。そういう毒にも薬にもなるような存在になれれば、人の意識に刷り込まれる。『BreakingDown』のブランディングの最終到達点はそこだと思っています」

【プロフィール】
◆YUGO
レディオブック株式会社CEO、BreakingDown株式会社 CEO / エグゼクティブプロデューサー / クリエイティブディレクター。大学卒業後プロ格闘家としてデビュー。個人事業主を経てレディオブックを起業。2014年にオンデマンドiPhone修理ブランド「i+Remaker(アイリメーカー)」を立ち上げ、全国にFC展開。買取・販売・レンタル事業を開始。その後はスクーデリア・フェラーリで使用された素材を使用したアートブランド「RENASCENCE(レナセンス)」や、SNSで大きな話題となった会員制パフェバー「Remake easy(リメークイージー)」の運営など、複数の事業を展開。

◆『Breaking Down6』情報

日時:11月3日(木・祝)

詳細はこちら>>

大会公式Twitter:@breakingdown_jp

◆レディオブック株式会社

公式HP>> 公式Twitter:@RADIOBOOK_inc

(取材協力:BreakingDown株式会社)

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