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「BreakingDown」に否定的な意見も「むしろ欲しいくらい」。海外進出も現実味でクリアすべき課題、目指す最終到達点とは (2ページ目)

  • 篠崎貴浩●取材・文 text by Shinozaki Takahiro
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

――PPVについては、スペシャルアドバイザーの朝倉未来さんも『BreakingDown5』のあとに「那須川天心vs武尊戦はPPVを買ってでも見たいけど、『BreakingDown』の試合でPPVを買うかっていうとまた別」という旨のコメントをしていました。

「そうなんです。解決策のひとつとして、今までは全試合を未来さんのYouTubeで配信していましたけど、今後はやらないことも考えています。配信によって広く拡散はしますが、『あとでYouTubeで見られるからPPVは買わない』という人も多いと思うので。今後は海外展開も考えていますし、そこでマーケットが広がっていくと思います」

――YouTubeで再生数が伸びるなかで、内容に関しては賛否の声が挙がっています。否定的な意見についてはどう捉えていますか?

「そういう声がむしろ欲しいくらいです。『好き』の反対は『嫌い』じゃなくて、『興味がない』だと思いますし、『嫌い』と言っている人たちは気にして見てくれている人たち。建設的な否定的な意見もあれば、ただのアンチな人もいますけど、それを気に病むことはありません」

――PPV以外のキャッシュポイントで、現段階で考えていることは?

「ひとつは、グッズ制作です。Tシャツとか当たり前のものから、1分間の試合に絡めた『1分間で必ず〇〇できる××といったものも考えてます。"大人も楽しめるオモチャ"みたいなものも含めて。そういった遊び心のあるグッズも『BreakingDown』だからできることなんじゃないかと。すでに有名なメーカーさんともいろいろ話をさせてもらっています」

――YUGOさん自身も格闘技をやられていましたが、現在の格闘技はどのくらい見ていますか?

「やるほうは好きで練習もしていますが、大会の映像などはそんなに熱心には見てないです。もちろん朝倉兄弟や、自分が関わっている人たちの試合は見ますが。競技化が進んで技術が向上していくと、洗練はされていくんでしょうけど、試合で何をやっているのかがわかりにくい部分も増えていく。一般の方、ライト層のファンにとってはなおさら難解でしょうね」

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